激混み!『若冲展』
凄まじい行列がニュースにもなった『若冲展』。
何とか最終日の夕方に行けました。
待ち時間はまさかの「60分」。
300分とかに比べればはるかにマシだったのですけど、しかし館内は覚悟していましたが
多くの人でごった返しており、とても落ち着いて絵を見るなんて無理。
もっとも観たかった『動植綵絵』の会場内では
「最前列のお客様は絵のまえに立ち止まらないでくださぁ〜い」
・・と館内で延々アナウンスする職員の女性たちの姿が。
絵を立ち止まって観るな、って初めて言われましたよぉ。
昨年末から楽しみにし、事前にチケットも購入していたので無駄にならずに済んだけど、
間違いなく今までで一番激混みの展覧会でした。
正直「絵を見る」という雰囲気ではありませんでしたね・・。
残念。
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で、個人的な印象ですが、僕は若冲の『動植綵絵』の本物を見て、
「あぁ〜、本物だっ!」
という感動や感慨が起きませんでした。
自分でもこの感覚は不思議でしたね。
程度の差はあれ、本物を見られた感動はいつもあるのですけど・・。
(E・ホッパーのときは強く感じました)
なぜなんだろう?
今までさんざん本、テレビで微に入り細に入り眺めてきたことと、
また、本物の色彩や感じが、テレビで見ていたモノと大きな差が無かったからかもしれません。
まあ、会場があんなのだったのもあるのかな。