【鳩尾】
先日の小説挿絵の仕事、その最終回でのこと。
物語は主人公が殺人容疑の男を追い詰めるクライマックスへさしかかります。
しかし容疑者追っていた主人公は、逆にその男に不意を突かれ襲われます。
その場面の記述。
主人公は男に「正確に鳩尾を蹴られた」と書かれていました。
結果、もんどり打って苦しむ主人公・・。
しかし僕の頭の中は【鳩尾】という見知らぬ言葉でいっぱい。
「ハトオ?【はとお】って何??」
「尾」ってことは尾てい骨の辺りのことですか?」
このままでは小説に集中できないので、早速グーグル先生へ。
すると・・何と!
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【鳩尾】みぞおち、みずおち(「きゅうび」とも読む)
みぞおちとは、人間の腹の上方中央にある窪んだ部位のこと。(wikiより)
正面から見て、肋骨が左右で分かれる分岐の部分。
アソコです。
副交換神経が集中している箇所なので急所のひとつです。
ちなみに飲んだ水が落ちる場所だから「みずおち」、それが転じて「みぞおち」。
また肋骨が左右に広がった形が鳩の尾のように見えることから「鳩尾」という漢字が当てられたそうです。
挿絵は無事に納めることが出来ました。
ネット万歳。